江部医院

Tel: 0258-32-0971

Fax: 0258-32-0950

新潟県長岡市千手にある、内科、呼吸器科、ワクチン接種、一般医療相談病院です。お気軽にご連絡ください。

医療情報

喘息の新しい検査(呼気NO検査)     (2016-10-04)
 気管支喘息、咳喘息は気管支の好酸球による慢性炎症を背景とする気道病変です。
今まで診断は主に臨床経過かアレルギー素因の有無、聴診所見、喀痰や鼻汁の検査、血液検査、
呼吸機能検査などを総合的に評価して診断していました。
しかし、その確定診断に至る決め手に欠くところもあり、実際の診断は意外に難しいものでした。
最近、気道の好酸球炎症では、呼気中の一酸化窒素(NO)が上昇することがわかり、
このNOを計測することで喘息の診断の精度あげる一つの指標になると言われています。
昨年からは保険診療でもこの検査ができるようになりました。当院でも本年4月から呼気NO検査を始めています。
県内でもこの検査を行っている施設はほとんどありません。時間もかからず、比較的簡単な検査です。
喘息の診断、疑いのある方でご希望あればいつでも実施します。



白癬症の診断     (2016-09-12)
 感染症に診断において、その原因微生物を同定することはもっとも重要な検査
です。一般的な風邪の原因微生物であるウイルスを同定することは容易ではあ
りませんが、そもそもかぜウイルスには特効薬がないので、通常は症状改善の
対症療法しか行わないので、同定検査行う必要はありません。しかし、インフ
ルエンザは早期診断による治療薬があるためその同定が必要であり、現在は
抗原抗体反応を利用したペーパークロマトグラフィーにより診断が行われて
います。肺炎や扁桃炎、膀胱炎の主な原因微生物である細菌や白癬症(水虫な
ど)の理由になる真菌は、一般的な光学顕微鏡で確認できる大きさです。ただ
し顕微鏡で診断するには菌を染色する必要があります。当院でも今回、真菌を
比較的短時間で染色できるズームブルー液を使用することにしました。新潟大学
病院で6年ほど病理診断に携わった経験を生かした医療を行う上で顕微鏡診断が
手元でできることは非常に診療に役立ちます。白癬症は比較的多くの方を悩ます
疾病であり、適切な治療を行わなければ治りにく疾病です。染色が容易になった
ので内科でも顕微鏡があれば比較的容易に診断できます(経験は必要ですが)



睡眠時無呼吸症候群(SAS)     (2016-07-05)
   疾患概念としては比較的新しい疾病ですが、成人の3−5%
には存在します。

 以前、新幹線の運転手が居眠りをしていて、駅で停車が遅
れる事故があり、それがきっかけで有名になりました。
 SASは高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中の発症・増悪の誘因になるといわれています。

 欧米では圧倒的に肥満と因果関係の高い疾病ですが、日本人では軽度の肥満でも発症します。
これは主に骨格との関係が高いと言われており、そういった意味では日本人には
潜在的無呼吸患者はもう少し多いのではと考えられています。

 ポリソムノグラフィーという検査を行い診断し、中等症以上の無呼吸では主にCPAPという人工呼吸治療を行います。
当院でもスクリーニングのためのアプノモニターという簡易な無呼吸検査を実施しています。